どのマウス形状が最適かは、プレイヤーの持ち方に大きく左右される。
左右対称・非対称・大きさに関しては頻繁に議論されるが、その他にも、トップの位置やバックの広がり具合などの様々な要素で、持ちやすさ、フィット感に変化が生じる。
【持ち方別】適したマウスの選び方解説
かぶせ持ちに適した形状
かぶせ持ちには、非対称型が適している。特に、掌へのフィット感を重視した、エルゴノミクス形状のマウス(デスアダーやG403h・703hなど)だと、格段に持ちやすい。
肝は、右側面のくびれ具合にある。右側面のくびれが大きいと、小指が浮いてしまい、持ちにくくなる。
非対称型であっても、KPUのように、右側面にくびれがあるタイプだと、かぶせ持ちには適していない。
逆に、GPROのように、対称型であってもくびれが小さいタイプであれば、小指がそこまで浮くことがなく、比較的持ちやすい。
つかみ持ちに適した形状
掴み持ちに適した形状は、かぶせ持ちの全くの逆であると考えてもらえれば分かりやすいと思う。
薬指と小指を曲げて、マウスの右側面に添えるため、右側面のくびれが無い形状だと持ちにくい。
そのため、基本的には、非対称型は適していない。
非対称型であっても、KPUのように、右側面にくびれがある形状は持ちやすい。
GPROやViperなどの対称型はどれも持ちやすい。
また、掴み持ちの場合、トップ(マウスの高さが一番高くなっている場所)の位置が重要になってくる。
GPROやViperのように、中央にトップが位置している形状は、掌とマウスの間のスペースが大きくなる。
senseiやDMfpsのように、トップが後方に位置していて、かつ前方が低くなっているマウスは、掌との接地面積が広くなる。
掴み持ちは、かぶせ持ちに比べて、掌を立てる形でマウスを握ることになるため、トップが後方に寄っていると、掌に触れる面積が広くなる。
掌に触れた方が良いかどうかは、プレイヤーの好み次第だ。
掌とのフィット感が強いと、手全体で操作している感覚が強くなる。逆に、フィット感が弱いと、指先で操作する感覚が強くなる。
私は、指先の繊細な感覚を大事にしているため、GPROのような、掌のフィット感が弱いマウスをチョイスしている。
つまみ持ちに適した形状
つまみ持ちは、指の屈曲でマウスを操作するシーンが多いため、マウスの大きさが重要になる。
マウスが大きいと、掌とマウスの間のスペースが小さくなってしまうため、指関節の屈曲によってマウスを動かす際に、縦方向のゆとりが少なくなってしまう。
もちろん、手の大きさによるが、基本的には小さめのマウスが適しているだろう。
また、掴み持ちと同じく、トップの位置も重要になってくる。
トップの位置が後方だと、マウスが大きい場合と同様、縦方向のゆとりが少なくなってしまうために、つまみ持ちには適さない。
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