PCでFPSをはじめたけど、マウスのDPIっていくつにすればいいんだろう…。
こういった疑問を解決します。
「DPIってどういう意味?」という説明はネットに沢山の情報があるので省略して、実践的な知識にフォーカスして解説していきます。
DPIに対する考え方が確立でき、もう設定で迷わなくなるはずです。
マウスのDPI設定を低くするべき理由
結論から言うと、DPIは低くするべきです。
以下がその理由になります。
- DPIはキリのよい数字にした方が便利だから
- エイムが安定するから
- 感度調節がしやすい
理由①DPIはキリのよい数字にした方が便利だから
数多く発売されているゲーミングマウスの中には、DPIが細かく設定できない物があります。
例を挙げると、今話題のハニカム構造マウス(穴がたくさん開いてるやつですね)の先駆けとして有名な「ファイナルマウス」は400, 800, 1600, 3200の4段階でしかDPIを変更できません。
Amazonでたくさん売っているような中国製品のマウスだと、段階的にしか変更できない場合が多いです。
大手メーカーのマウスしか買わないのであれば、配慮の必要は無いポイントではありますが、将来的にどのようなマウスが欲しくなるか分からないので、一応キリの良い数字にしておくことをオススメします。
キリの良いDPIにしておけば、プロや実況者の感度と、自分の感度を比較しやすくなるというメリットもあります。
理由②エイムが安定するから
DPI=マウス精度
DPIの高さとマウスの精度は比例します。DPIを上げれば上げるほど、マウスの操作精度も高くなります。
【よくある勘違い】DPIは高ければいいというわけではない
精度が良くなるならDPIは高いほうがいいんじゃないの?
その考え方は危険です。「精度が良くなる」と聞くと繊細なエイムができて強そうな印象を抱きますが、大きなデメリットが存在します。
「精度がよくなる」ということは微妙な手の動き、力の入り方まで検知して画面に反映させてしまいます。つまり「手ブレ」が生じるということです。
低DPIだと精度低いんでしょ?大丈夫なの?
精度が悪くなるといっても、高DPIと比較した場合の話です。
感覚的には、「高dpiだとAIMがヌルヌル動き、低dpiだとカクカク動く」といった具合です。
低dpi特有のカクカク感が嫌であれば問題がありますが、「低dpiに設定していたせいでAIMの精度が悪く、撃ち負ける」ということは起こりません。
DPIが低すぎると「カーソル飛び」という現象が起き、高すぎると「ネガティブアクセル」という現象が起きます。両方とも悪影響があるので避けるべきですが、400〜3200の間であれば、その心配は無いので深堀りはしません。気になる方は調べてみてください。
理由③感度調節がしやすい
単純な話なのですが、DPIが低いほうが、ゲーム内感度設定を「1」変化させた時の変動幅が小さくなります。
AIM感度は、dpi×ゲーム内感度設定で決まります。
dpi400の場合、ゲーム内感度設定を1から2に上げると、「400×1」から「400×2」に上がるので、AIM感度が400上がったことになります。
dpi800の場合、同じくゲーム内感度設定を1から2に上げると、「800×1」から「800×2」に上がるので、AIM感度は800上がります。
つまり、dpiを低くすると、AIM感度の基準となる数値が低くなるため、ゲーム内の設定で小刻みに感度を調節できるようになるということです。
dpiを1600や3200などの高い数値に設定すると、変動幅が大きくなるため、「1では感度が低いけど2では高すぎる」という状態に陥りがちです。
400か800が良いのは分かったけどどっちがいいの?
どちらも試して、好みで決めるのが一番です。
わずかな差ではありますが、800の方がAIMがヌルヌル動くように感じるはずです。
特に違いを感じないという方は、400にしておきましょう。感度調節がしやすくなります。
まとめ:DPIは400か800が安定する
ポイントをまとめます。
- DPIはとりあえず400か800に。
- キリの良い数字が便利。
- 高すぎると手ブレが起きる。
- 低くするとエイムが安定する。
以上です。
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